きれいという感覚は後天的な学習によって獲得されるもの。
この藤野の豊かな自然に、思わず出てくる「きれいだね」という言葉を添えて、子どもたちに伝えていきたいと思います。
文部科学省ではこれからの教育は、「協働的な学び」が柱となると言いますが、仲間を意識し、他者と共に生きているてっての子どもたちは協働的なのだとも思います。
私たちはこの子たちに育っているものを確信し、自信を持って、「大丈夫!」と伝えていきたいと思います。
落ち葉が敷き詰められたこの藤野の山は、当たり前ではないと感じます。
と言うのも、八王子はナラ枯れの影響で今年は落ち葉が少ないと感じます。
落ち葉があってふかふかの道を歩くことは当たり前ではなく、有り難いことなんだと感謝したいと思います。
子ども時代に見た景色がその人の人格の形成に影響を与えると思います。
白梅大学の汐見先生も、都市部に住む人間は直線に囲まれてストレスを強いられている。せめて週末ぐらい自然の中の曲線美に囲まれた暮らしを提案されています。
自然の中で遊ぶ子どもたちは将来、自然を大切にするようになると思います。
そんな子どもたちをこれからも増やしていきたいと思います。
桁違いに身体能力の高い子どもたちです。
野外活動において、大人の配慮、指導力だけでは怪我は防げません。
子どもたち自身も学習し、身体能力、危険予知能力、回避能力を高めてくれないと安全は実現しません。
自然の中で自由に遊ぶ体験を通し、子どもたち自身運動能力を高め、しなやかな身のこなしを獲得してくれたらと思います。
この豊かな自然とてっての活動がいつまでも続くことを願っています。
「大好きだよ」
なかなか言えない言葉ですが、愛されているという実感が自己肯定感の基礎となります。
「愛しているよ」
そんなメッセージを伝えていきたいと思います。
今後も引き続き、てっての活動にご理解とご協力をお願いします。
堀岡