今日は青田。
いつもの所が工事で入れないので、ホテルの先に集合です。
高い所にクモの巣を見つけて、棒を投げたり、葉っぱを投げたり。
かいりくんが持ってきたカマキリをみんなで観察したり、
にこくんが持ってきた飼育ケースのバッタをここで逃がすんだと、
みんなで大騒ぎ。
朝の会の前には、みんなの所を飼育ケースに入ったカマキリを順番に観察しました。
どれを取っても、子どもたちが自ら能動的に環境に働きかけている姿と言えるでしょう。
大人の指示に従い、課題をこなす活動ではなく、自ら選び、主体的に行動する習慣を形成します。
これが大事なのです。
子どもの興味が「カマキリ」だと知ったら、「そんなものはあっちに置いておきなさい」などとは言いません。
子どもの関心を「そんなもの」と片付けたくはありません。
子どもの関心に関心を持つ
大事なカマキリを回して順番に見る。
自分たちが大事にしていることをはなこさんも大事にしてくれている。
そんな「肯定的な体験」が必要なのです。
学力の基礎となるのが、自己肯定感であり、それを育てるのが、「肯定的な体験」と
「能動的な体験」です。
子どもたちにより良く育って欲しいと願うから、上の写真のような姿になるのです。
偶然そうなるのではなく、意図的に行うからこそ質の高い教育と言える。
さあ、青田のベースに着いたら、ブルーシートを張って屋根を作ります。
ヤマビルを見つけたら触ってよく観察します。
幼児期に必要なのは、直接体験
私はヤマビルをこんなによく観察する幼児を他に知りません。
雨の日は何をして遊ぶんですか?
園の先生方や保護者の方に、よく質問されるのですが、森のようちえんの子どもたちは雨でも実によく遊びます。
ままごとをしたり、
崖に登ったり、
雨でも関係なく、楽しく遊ぶ姿が見られます。
雨が悪いのではない。物事の捉え方を変えて、人生を楽しむ。
人生には雨の日もある。
それを嘆いたり、人のせいにするのではなく、ポジティブに捉え、経験値を高めることで楽しむことが出来ます。
要は自分次第。
雨の中での経験がその後の人生の物の捉え方、考え方を変えます。
「ウインナー味のかき氷が出来ました!」
うれしそうに持ってきてくれるうみくんと、それを肯定的に捉え、受け取ってくれる司さん。
この「人と関わる体験」が人に対する信頼感を構築します。
幼児期に人に対する警戒心を教えるのではなく、安心できる人とたくさん接することで、自然と信頼できる人を見抜く目が養われます。
私たちはそんな子どもの行為を肯定的に捉える大人でありたいと思います。
さあ、お弁当の後はみんなでロープを引っ張って、木を倒そう。
倒木の心配がある木を倒して危険がないようにしたいと、はなこさんがロープをかけて、みんなで引っ張ります。
「オーエス!オーエス!」
それでも木は倒れません。
どうやったら倒れるか、今日の宿題です。
今日もいっぱい遊んだね。
また来週、よろしくお願いします。
堀岡