人生には雨の日もある。
そんな雨の日も楽しむ心を育てたい。
自然の中で雨でも楽しむには、経験が必要です。
装備を整え、健康と安全のために配慮し、子どもたちにとっていい体験にしていきたいと思います。
雨がしたたり落ちる木のおうちの中で、静かに朝の会。
雨がより一層、子どもたちの空間を演出します。
雨の音、フードに跳ねる水の感触、静かな山の中で、雨音に耳を澄ます。
そんな自然体験をしっかりと経験させたいと思うのです。
タープを流れる水はかっこうの遊び。
「手を洗う―」と大騒ぎです。
「子どもたちは雨の中、何をして遊ぶんですか?」
普通の保育園の先生たちによく質問されますが、森のようちえんの子どもたちは普段となんら変わりなく遊ぶ姿が見られます。
子どもの力をもっと信じたらいい。
でも、大人も経験していないとどこまで信じたらいいか分からない。
答えは、子どもをもう少し、自然の中にいざなえばいい。
するとおのずと答えは見えてくる。
もちろん、子どもをそのまま自然の中に放り出しては危険です。
安全のための配慮や野外での活動の経験とスキルが必要です。
今日のこのぐらいの雨なら何の問題もなく活動を行う経験がありますので、どうかご安心ください。
無理に子どもを遊ばせるのではなく、子ども自身の欲求を適切に満たしてあげたいと思うのです。
「もっと遊びたい!」
こちらにそれをさせてあげられる勇気とスキル、そして環境があるのなら、子どもの遊びを保障して、満足度の高い活動にしたいとも思います。
モンベルのレインウェアと長靴など、安全のための装備があればまったく問題ありません。
モンベル3代目社長の辰野岳史氏は、「自分は子どもの頃から、機能的なアウトドアウェアを着させてもらっていたから、自然の中で寒くて辛いと思ったことがない。」と仰っています。
冷たい雨の中、辛く過酷な体験をさせたいわけではなく、子どもたちの感覚にしっかりと、暑い、寒い、冷たい、熱いを経験させたいから、濡れないような配慮としっかりした装備が必要です。
安全で良質な自然体験にしていきたいと思います。
参考にしてください。



次回もどうぞよろしくお願いします。
堀岡